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2013年1月18日金曜日

黒歴史さらしあげ(どどんとふを考える 第2回)

さて前回はどどんとふの改造に手を出そうとした理由をどどんとふが嫌いな理由として話したので、今回は、何故完全オリジナルの新しいツールを作るのではなく嫌いな点の多いどどんとふを改造しようと思ったのかについて語ろうと思う。

現在、私が試作しているP2Pのチャットは一切どどんとふのコードを使用しておらず、どどんとふ鯖とも通信していない、完全にスタンドアローンなチャットツールとして動作している。地道に作り増して行けばどどんとふとは無関係なオンセツールとして完成させる事も出来るだろう。

では何故どどんとふなのか?


私がTRPGをオンラインで遊ぶためのツールを作るために勉強を始めたのはたしか1994年頃だったと思う。初めて作ったのは単純な掲示板、次はWebチャット。その後それに乱数による簡単なダイスを組み込んで完成とした。Web上にあるサンプルを漁り、ソースコードをコピペしながら作ったそれはまあ頑張ればTRPGっぽい遊びが出来ない事はないといった代物だった。

しかし私はここで大きな違和感にぶつかった。私の作ったツールで遊ぶTRPGもどきはオフラインで遊ぶTRPGより楽しくないと気づいてしまったのだ。
私の開発熱は急速に冷め、ここからしばらく開発をしない期間が続く。

次に私が開発をしようと思い立ったのは2002年末頃。オンラインでマップが共有出来たら楽しくなるんじゃないかと考えた時だ。20×20程度のテーブルタグを書き出し、セルの背景にマップチップ画像を貼り込み、その上に配置した画像を動かすという非常に単純な作りだった。やはりこれもテストプレイまで進んだ時点でつまらないという理由で、作るだけ作って放置してしまった。

更に同時期にはJavaScriptでクォータービューのマップ表示をするサンプルも作った。コマを選択した状態で移動先のマスをクリックするとアニメーションでコマが移動するという試作品だった。今思うとこの時点で高さの概念を組み込んであったというのは我ながら阿呆だと思う。

マップチップを菱型に作り、側面の壁は平行四辺形の素材を用意するという非常に無駄かつ面倒な作りだったので、マップチップ作成の手間に押しつぶされそうになったというのも今では笑い話にしていいだろう。確か高い壁に隠れてしまうコマのために同じ素材について右面/左面/上面そしてそれらの半透明バージョンで1種の床のために6枚の画像が必要だった。
(当時はCSSでアルファを指定するなどという便利な機能はなかった…か私が知らなかった)

また、表示はともかく、当時のXMLHttpRequestはまともに使える代物ではなく、非同期通信を行う手段(=クライアント間でコマの状態を同期させる方法=現在のAJAX)が発見できなかった。
これらの理由からこのサンプルはローカルで表示して楽しむだけのサンプルのまま放棄された。いまにして思うとこれが最も楽しむに近かった代物なのでとても残念である。

この当時の2chログがアーカイブされているのを発見できたのでリンクしておく
【神降臨】TRPG支援ツールを作るスレ【その3】
…これ見るとCHOCOAスクリプトでIRCからCGIのログファイルを操作するとか阿呆なことやってるな。我ながら無茶なことをするwww

その後、開発言語をJavaに切り替えてIRCクライアントのDockingUnitを作ったりしながら2007年頃まで開発をしていた。
この間に、どどんとふの立ち絵とは少しアプローチが異なるがキャラ絵をチャットログと一緒に表示するFaceChatや3Dマップなどの試作も行っている。
たけとんぼ作者の幻月さんや炬燵作者のあやめさんなどとの交流が出来、楽しくやれたのもこの頃だ。

そう、転職やら家庭の事やらで開発が中断されるまではとても楽しかったのだ。
この後、あるツイートに出会うまではせいぜいSkypeの威力表スクリプトを作る程度の事しかしていない。

私が開発に戻るきっかけをくれたのは他でもない竹流さんのツイートだった。

オンセツールの開発やってる連中が、サーバがどうだユーザー環境がどうだと言っていて一向に完成する気配がないから俺が作ったった。

文言は覚えていないが概ねそんな内容だった。完成間近でDockingUnitを放棄せざるを得なかった私にとってこの言葉はこたえた。
数日間、このツイートの言葉を反芻して悔しさを噛みしめた覚えがある。

だが現実に私は実用に足るオンセツールを完成させておらず、竹流さんは皆がオンセを楽しむ環境を維持しつつ開発を続けていたのだ。この差は大きい。悔しさは確かに今も自分の中にある。サンプルを書きながら、独自ツールとしてリリースしたい衝動に駆られた事も一度や二度ではない。
だけど、どどんとふには私の開発歴でついに得ることのできなかった物がある。それは竹流さんが地道に積み重ねて来た信頼でありどどんとふを使ってオンセを楽しむユーザーだ。

結局の所どんなにいい物を作ったとしても使ってくれる者のいない道具なんか単なるゴミにすぎない。だから今はどどんとふがより楽しい道具になるために自分に出来ることをしたいと思う。それで皆の遊んでいるオンセが少しだけ楽しい物になればそれこそが自分にとっての喜びになりうるのだから。

…昔のことを振り返っていたら熱いものがこみ上げてきて、随分中二な文章になってしまったが、まあ今回は自分のモチベーションがぐっと持ち上がったので問題ないことにしておく。

さあみんなTRPG支援ツール作ろうぜ!!

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