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2012年6月4日月曜日

シナリオのためのアイデア抽出法

さて今回は、シナリオ制作の裏話などを一席。
シナリオ制作の方法などは人それぞれですが、友人からシナリオ構築の方法について相談を受けたので、参考程度に私の使っている方法の一つを紹介してみようかと思います。

私は多くの場合、シナリオは頭の中に導入のイメージを用意する程度にとどめて、ほぼアドリブでプレイヤーのノリや空気を見ながらセッションを組み立てるのが常なのですが、合宿などの特に気合の入ったセッションの場合は、少しだけシナリオを書くこともあります。
そんな時にたまに使うのがネットからシナリオフックを拾ってきて、そこからキーワードだけを抽出して全く別のシナリオに仕立てあげるという仕立て直し方式です。


剣の戦士団」はこの方法を使ったシナリオですが、セッションレポートを読んだ上で元ネタとなるシナリオフックを読んでみるとちょっと面白いかと思いますのでまずは元ネタをご紹介。
このシナリオの元ネタは大阪大学RPG研究会さんの「プラスアルファの悲劇」です。

剣の戦士団を構築する際にはこの元ネタをまずはバラバラして、細かな要素に分解し、その中から面白そうなフレーズを抽出しました。今回はこの3項目を使いました。
  1. 「この国には青の剣士・白の剣士・赤の剣士と呼ばれる三人の高名な剣士が居ました。」
  2. 「彼らはその腕前で国を守っていたのですが、ついに彼らの力をもってしても太刀打ちできぬ強大な敵が攻めて来ました。そしてこの国は滅んだのです。」
  3. 「また三剣士のそばには、彼らと比べて腕の落ちる無名の剣士が、常に友人として付き従っていたと言います。」
これを以下のように読み替えてシナリオの材料としました。
  1. 「色の名を冠した三人の戦士」
  2. 「強大な敵が攻めて来て街は滅んだ」
  3. 「三人の戦士に従う第4の人物の存在」
これに使用システムであるSW2.0のルールブックから幾つかの要素を抽出してシナリオとしました。
  • 強大な敵としての蛮族 (ただしシナリオには登場しない)
  • 外敵の侵入から街を守る護りの剣の存在
  • 穢れという大きなリスクの代償に力を得ることの出来る穢れの酒
  • 生命力を使って魔法を使うことの出来る杖メイガス
これらの材料を適当に結びつけてシナリオが出来上がるわけですが、この材料からどのようにシナリオに仕立て上げるかは、また長くなるのでひとまず別の機会にまわすことにします。

シナリオのアイデアが浮かばないけど他人が作ったシナリオはやりたくないという欲張りな方にはこんな方法もありではないかと。
以上、私のシナリオ制作におけるアイデア抽出法の一例をご紹介しましたが、また機会があればこの材料のつなぎ方や、別の手法などもご紹介していこうかと思います。…が、いつになるかは不明です。

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