商館から出て来たバルニエが仲間の顔をぐるりと見回す。
「まずどこから探しますかね?」
「そうだなぁ……」
レトが宙を見上げて考えるが、そう長く考えるまでもなく、
「
レトの言葉にアルトもうんうんと長い耳を揺らしてうなずいている
「まあ、妥当な線ですね」
そこで4人は早速街中で聞き込み調査を開始した。
調査の結果、
それは「3日ほど前に見た」というのがほとんどで、
その4人組はフード付きのローブをすっぽりと着込んでいたそうな
街の北側というのはまだ復興の手がほとんど入っておらず、
「この中から絞り込むのは厄介ですねぇ……」
「えー、空っぽの家だったら入っても別に怒られないでしょ?」
「……片っ端から入ってたらすごく時間がかかると思うけど……」
「うーん、とりあえずもう少し情報を集めるか?」
そのようにして尚もその辺りの住民に話を聞いて回っているうち、
「あんたら、こっから先に行くなら、
と、その男は真顔で忠告してくれた。見たところ、
「何かあるんですか?」
バルニエが如才ない笑顔で聞き返すと、彼は急に声を潜め、
「うん、実はな、呪いの屋敷があるんだよ……」
「ほう、呪いの屋敷とは?」
彼の話によると、
屋敷の持ち主はアークという名の商人で、
「で、そのアークさんがな、
勿論、真相は定かではない。
「それからしばらくして、
そして、その後調査などのために屋敷に立ち入った者は、
「あの屋敷に入った者は帰って来ない。
「ははぁ、なるほど」
そういった話を聞いた後で外に出た4人はお互いに顔を見合わせた
「どう思います?」
「思いっ切り怪しいと思うよ、オイラは」
「入っちゃダメって言われると、入ってみたくなるよねー」
バルニエの言葉にレトとエルディが即答したが、
「でもでも、入った人は帰って来ないって言ってたよ?」
怖がりのアルトだけは怯えた様子で尻込みしている。
「そもそも、その噂が本当かどうか分からないだろ?
ところが、その屋敷についても聞いて回るうち、
「うわー、やっぱりぃ……」
アルトはますます嫌そうにしているが、
ひとまず情報収集は十分だと判断した4人は実際にその屋敷を見に
それはさほど大きな建物ではなかったが、
正面に一つだけある門は固く閉ざされ、
街の復興の中心団体の一つがザイアの神殿であるからそれは別に不
「
「奴らが神殿に許可を取る訳ないよな。
4人がそうして屋敷の周りを観察していた時だった。
「ねぇ、お兄ちゃん達ー」
後ろからの声に振り向くと、小さな男の子が1人立っている。
「ここは入っちゃいけないんだよ、
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